昔はよかった。
仕事納めから仕事始めまでの間隔が、それなりにあった。学生時代の冬休みなんてもっと長かった。「良いお年を」と言ってから「あけましておめでとう」まで、程よく顔を合わせない時間があった。
ところが今はどうだ。SNSやスマホで、断続的に人間関係を維持することができる。大晦日の22時くらいに「良いお年を」と伝えたかと思えば、その数時間後には「あけおめことよろ」を伝え合うのである。
妙に気恥ずかしくなってしまうのは自分だけだろうか。
コンサートの本編を終える頃、アーティストが「また来るよ、今日はありがとう」なんて言いながら、その数分後にはアンコールで登場するアレも苦手なので、自分にはどうやら『気恥ずかしくならない適度な間隔』という基準があるらしい。
こういうところは神経質だなぁと思う。



xiaomi 14 ultraで撮影した2024年12月31日、明石公園の様子。
一年の終わりの太陽は、数時間後には初日の出となって崇められる。その神々しさを演出するために、大晦日の夕焼けはいつも以上に寂しい表情を見せるような気がする。
それにしても、ついこの前まで半袖だったのになあ。空は季節を管理することを諦めてしまったのか。
「かき氷」って言ってたじゃないか。
「ぜんざい」ってどういうことだよ。