野球をやったことのない人が「ホームランの打ち方を教えます」なんて言ったところで説得力がない。ずっと吹奏楽部だった自分に教えられるわけもなく、せいぜい、〈助手席にバットの置いてある人との適切な距離感の置き方〉を伝えられるくらいだ。
説得力を大切にしていきたい。体験したこと/体感したことだけを伝える。2025年は発信をコツコツやっていこうぜーなんて書いたが、自分たちがそれをしていないのに、お客さんに発信の重要性を説いたところで誰が共感してくれよう。
とはいえ、発信とは何なのか。自分のことだけを伝えればいいのか。商売や事業をする人の場合、それは単なる宣伝の羅列になってしまうのではないか。自己満足にすぎないのではないか。
いやほんとそうだと思う。見ない。そんなもの読まれない。
だからこのブログ、会社のドメイン直下に設置したブログでは、くだらないことやメモ書きのようなものも含めて、自分の記憶や想いの断片を残していきたいと思う。
こんなものでも発信なのですよ。
そう伝えていくための存在。力んだら続かない。
ゆるく行く。
お客さんには「こんなものでもいいのですね」と思ってもらえたらヨシ。社員たちには「社長も書いているのに、自分たちが発信をしないわけには」と危機感を持ってもらえたらヨシ。
ブログ内には広告も設置した。夏休みのラジオ体操のスタンプカードと同じだ。収益というご褒美があれば、発信のハードルはますます下がるのではないか。自分の感覚として、それを体験していきたいと思う。
実験開始、体感開始ー。