雑記

明石大蔵海岸砂浜陥没事故から23年。手向けるということ。

明石大蔵海岸砂浜陥没事故から23年が経った。

事故のあった場所では、毎年献花台が設置される。机上には市長の添えた花束が置かれていた。

この場所へ向かう足跡も花束も、年々減っている。時間は優しくも残酷もあり、記憶を同じ場所に留めおくことを許してはくれない。

頑張っている人に頑張れと言うのが重く響くように、「安らかにお眠りください」というのは、言われる側としては「わかっとるわい」ということにならないだろうか。

だからなんとなく、毎年この場所で、ご家族の健やかな日々を祈ることにしている。ご家族が元気であれば、御霊との繋がりも安らかに保たれるに違いない。そう信じている。

安全に勝るものはない。

今、また、舞子や明石の海岸では砂浜の流出が認められ、一部を封鎖して点検作業が行われている。君よ、健やかに安全であれ。