明石にある歯医者さんの掲げたキャッチフレーズ「良い歯並び相談会」の文字の並びが工夫されていて、秀逸すぎる件! チラシやポスターに必要な「違和感」という要素。
どうも、西端です。
東奔西走、毎日東へ西へとお客さんのところへお邪魔しています。会社は神戸にありますが、自宅は明石。東は滋賀のあたりまで、西は岡山近くまで動いていますので各種印刷物、コピーライティングでお役に立てることがあれば何なりとご相談ください。
さて。
今日は地元、明石の話題。
国道2号線を車で通っていますと、歯医者さんの前でこんな文字の並びを見かけました。

(遠くから撮影したのでピンボケしてますごめんなさい)
白い紙、一枚いちまいに並べられた文字。
良い歯並び相談会。
歯医者さんなので、不思議なことを告知しているわけではありません。
でもこれ、良く見ると白い紙(=歯)、なんですよ。
そしてその白い紙のサイズが統一されず、歪(がたがた)になっている。
つまり歯並びが悪いと見た目も良くないですよね、ということを暗に示唆して、このようにしたのではないかと想像されるわけです(聞いたわけではないので、僕の想像ですが)
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僕たちは商売をしていて、つい、わかりきった当たり前のフレーズや表現で物事を伝えようとしてしまいがち。歯医者さんであれば「歯を磨きましょう」とか「定期検診を受けましょう」とか、そういう感じですね。
でも思うのです。既視感のある、どこか聞き覚えのあるフレーズって、はたして相手に届くのだろうかと。
→ためしに、僕は今、昨日行ったファミレスのテーブルの上にどんなキャッチフレーズが書かれていたか、思い出そうとしています。うーん。。。
そこで、いつも僕たちが提案しているのが違和感を利用しましょうということです。デザインの中にある違和感、キャッチフレーズの中にある違和感。その違和感は「え? なんで?」と、相手を立ち止まらせ、一瞬、考える時間を生み出します。
その、相手が考える時間=印象に残る時間こそが、チラシやポスターに必要な要素なのではないでしょうか。
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今回は歯医者さんで見かけた「がたがたの文字の並び」にある工夫から、気付いたことをお知らせしました。もしかすると、そのような意図はなかったかもしれませんが、このあたりは渋滞がよく発生するエリア。車からもよく見えることを考えると、あえて、文字の並びだけで勝負したのではないかと自分は想像します。
皆さんもぜひ、「違和感」を利用したポスターやチラシ、ウェブやSNSでの発信に取り組んでみてくださいね。
それにしても気になります。
2号線、明石西インター近くの歯医者さんです。。。
真相はどうなんでしょうね。