理念というきれいごとを具体化するために「お客さんのお客さんを大切にする」という行動指針を決めています / ひとで選ばれたい、ちがいで選ばれたい。付加価値を大切にするすべての方へ
たとえば。
XYZ10000という型番の商品があったとします。
検索をすれば、あちこちのサイトで売られていることがわかります。
僕たちは安いところで買いたいと思います。これは当たり前の話。
でも、一番安いところだけが寡占しているのかというと、けっしてそういうわけではありません。最安値1000円が世の中に存在していると知っていても、僕たちは1500円や2000円のところで購入することがあります。
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「この人から買いたいから」
「このお店に愛着があるから」
「この会社のことを応援しているから」
理由はきっと色々です。
ざっくり言えば、それが付加価値というやつですね。
選ばれる理由があるのです。
目に見える付加価値もあれば、目には見えない付加価値もあります。
その付加価値で選んでもらいたくて旗を振りすぎれば、ただの下心になってしまうのでしょう。難しく悩ましいところです。気付いてほしい。だけどそれが目的だとは思われたくない。むむ。
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うちの会社では「売るのではなく選ばれるようになろう」と、繰り返し唱え続けています。呪文です。理想論、きれいごとなのかもしれません。でも本気でそう思っています。
そのために決めている行動指針があります。
それはお客さんを大切にしたい、だからこそお客さんのお客さんを想像するということです。
仮にお客さんが「落ち着いた白黒のチラシがつくりたいなぁ」と言ってきたとしても、僕たちはまず聞きます。
「そのチラシは、誰にお渡しするのですか?」
「お店に置いてもらうのですか?」
「どんな場所に置いてもらうのですか?」
「誰の目に留まると嬉しいですか?」
「その人にどんな行動をとってほしいですか?」
インタビューしまくりますね。How、What、Where、Who... あと何がありましたか。ごーだぶりゅいちえっち。そんなやつをもう、聞いて聞いて、想像して想像して、そして創造しまくっていく。それが僕たちがチラシやポスター、広告や広報のお手伝いをするときの基本姿勢。
「こう作って」
と言われて
「はいわかりました」
なんて答えるメンバーはうちの会社にはいません。
お客さんのお客さんを想像するのです。
お客さんの自尊心をくすぐり、お客さんだけが満足したらそれでいいというようなものを作るつもりは毛頭なく、お客さんのお客さんが行動をするところまでの動線を一緒になって考えます。僕たちだけで想像が足りなければ、僕たちの周囲の友人や家族、知人にまで聞いてまわりますよ。
想像は無限。最適解なのかどうかはわかりません。
でも、これが僕たちの想像の全力だ、というものを創造でご提案します。
それが神戸の印刷屋。
前川企画印刷のスタイル。
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マーケティングの手法、だとか、デザインの基本、だとか、ビジネスで用いられるカタカナ用語はとても難しく、そんなものをすべて排除した説明と提案の仕方をしていきたいと思っています。
お客さんのお客さん。
まだ見ぬその人へ、僕たちは旗を振るお手伝いをしています。
チラシを依頼されたお客さんに、SNSを始めるようご提案したり、SNSでの伝え方をご説明したりするのもそのためです。ひとつひとつの手段を組み合わせて、お客さんのお客さんの五感に響く仕事をしています。
ひと、で選ばれたい。
ちがい、で選ばれたい。
そんな付加価値を真剣に考える皆さま、どうぞ僕たちに伴走させてください。
今日も想像、今日も創造。
そんな僕たちが、全力でお手伝いします。