【広告は引き算だなぁ】情報過多の時代。たった一文字で僕を魅了した駐車場の案内に、お店や企業広報の神髄を見た(気がする)
「何食べたい? がっつり? 和食がいい? 洋食? それとも中華? 昨日は何食べた?」とか。
選択肢が多すぎても相手は疲れるのです。ばすっと。そこはばすっと行きましょう。いいじゃないですか、カレーで。ラーメンで。マカロニグラタンで。あ、ポテトではなくマカロニ派です。
情報過多の時代。足し算ではなく引き算こそが企業やお店の価値を伝えるうえで大切だと信じているわけですが、今日、駐車場で、限界まで引き算に挑んだ看板を見かけました。これはお伝えせねば。これは大至急お伝えしなければならないと、コンビニの駐車場でノートパソコンを開いてこれを書いている次第です。仕事はできる方です(言われたい)。
「セ」。初見者にはそれ以外、なんのインフォメーションも与えない一文字。「セ」。
いい、痺れる。潔い。むしろこの一文字で表現するからこそ、「何の略だろう?」「どうして一文字なのだろう?」「セで始まる人専用の駐車場なのかな?」などなど、様々な想像を生むわけです。「セ」。想像力の塊。「セ」。
あれも伝えたい、これも伝えたいとすべてを書いてしまうと説明書になってしまうんですよね。広告とは、言わばお店や企業からお客様へのラブレター。自分のことを語りすぎるより、どんな人なのだろうと思わせてこそなんぼです。
足し算ではなく、引き算をする。引き算という余白や余韻にこそ、想像は生まれる。それが広告やブランディングの役割だと考えて、思い切って引き算をする勇気を持ってほしいところです。
その勇気が持てない方は、どうぞお気軽に私たちにご相談ください。メールのタイトルは「ユ」でお願いしますね。私たちからの返信は「リョ」になりますので、楽しみにお待ちください!