篠山層群の恐竜、トンネル工事で見つかった角竜の化石が、兵庫県立 人と自然の博物館で展示されています。
兵庫県篠山市および丹波市を結ぶトンネル工事現場において、新たな化石産出地点が発見されました。
丹波市といえば、丹波竜ことタンバティタニス・アミキティアエの化石が見つかったことで有名ですが、今回注目されているのは、トリケラトプスなどでおなじみの角竜です。
国内でこれほど多くの角竜の化石が発見される場所は他になく、今後トンネル工事で出た岩砕を調べればさらに多くの角竜の化石が発見されると期待されています。
兵庫県立 人と自然の博物館では、緊急速報展として、2月11日から「トンネルから見つかった恐竜-篠山層群の角竜類-」が開催されています。
篠山層群産角竜類は、ネオケラトプス類の中でも原始的な種類のもの。
今後の調査で化石資料が増加すれば、ネオケラトプス類の初期進化について貴重な知見が日本産化石から得られるとのことです。
今後の調査が楽しみですね。
これから兵庫県でたくさんの恐竜化石が見つかって、福井の恐竜博物館のような施設ができると嬉しいです。