iPhoneの写真をプリントすると端の方が切れてしまう。写真の縦:横の比率『アスペクト比』と、写真のサイズL判、LD判、LW判について。
2018/05/18
今ではほとんどの方がスマートフォンを持っていて、日頃から写真をたくさん撮られて楽しまれている方も多いかと思います。
手軽に持ち歩けるようになったことで最近はあまり写真をプリントしなくなったという話をよく聞きますが、気に入った写真をプリントしてミニアルバムを作ったりするのも楽しいものです。
ところが写真をプリントしようとすると、上下(もしくは左右)の端が切れてしまったという経験をされた方も多いのではないでしょうか。
なぜiPhoneで撮った写真をプリントすると端が切れてしまうのか
これはiPhoneの写真とプリントする写真用紙の縦と横(短辺と長辺)の長さの比率『アスペクト比』が異なっているため、プリントした時に端がトリミングされてしまうために起こります。
写真をプリントする際、一般的なサイズということでL判(LG判)を指定する方がほとんどだと思います。
ところが、iPhoneで撮ったの写真アスペクト比は3:4ですが、L判のアスペクト比は5:7となっています。
長辺を同じ長さとした時、iPhoneで撮った写真はL判のサイズよりも短辺が長くなります。
このL判よりも長くなった部分がトリミングされて切れてしまいます。
ちなみにカメラで撮った写真のアスペクト比は、コンデジはiPhoneと同じ3:4が多いのですが、一眼レフになると2:3となり、微妙に比率が変わってきます。
↓iPhoneで撮影した写真
↓一眼レフで撮影した写真
写真の端が切れないようにプリントするには
写真の端が切れてしまうのを避けたい場合は、通常サイズのL判ではなくLD判を指定しましょう。
LD判はiPhoneやコンデジと同じ3:4のアスペクト比となってますので、端が切れることはありません。
一眼レフで撮った写真は、アスペクト比が2:3のLW判を指定すれば切れることなくプリントできます。
撮影したデバイス | アスペクト比 | 写真のサイズ |
スマートフォン、コンデジ | 3:4 | LD判 |
フィルム規格 | 5:7 | L判(LG判) |
一眼レフ | 2:3 | LW判 |