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「デザイン会社」か「印刷会社」か。「資産運用」か「ポイ活」か。相手にとって敷居の低い言葉はどっちだろう?

   


有限会社前川企画印刷

デザイナーもコピーライターもいる会社。想像力と創造力の結集した会社。社長が福山雅治さんに似ている(自称)会社です。

過去には、社名変更を検討したこともありました。

たとえば

・有限会社フロントリバークリエイション
・有限会社コトバトデザイン
・有限会社ニシバタイケメン

などなど。

でもしなかった。クリエイティブ感を前に出しても良かったけど、しなかった。
その理由は「印刷会社とデザイン会社があったら、通りすがりの人はどっちの方がドアを開けやすいだろう?」と想像したからです。

うふふ、デザイン頼んじゃお。
というのと
わー、名刺や伝票、封筒が切れちゃったなー。
というのと

道行く人たちの人生で、どっちのほうが「そう思う」場面が多いか。それを想像したのです。想像に想像を重ねて創造をした。その結果、「印刷会社」という名前は残しておくべきだと判断しました。

※ちなみに、前川の名前を残したのも「西端さんが社長なのに、どうして前川なの?」という問いかけをいただくためです。代替わり、事業承継のエピソードなどを語ることで自分たちの会社への印象が残るだろうという計算もしています



ポイ活ブログをやっています。

これもそう。資産運用ブログ、という呼び方をしても良かったのですが、通りすがりの人たちにとって、ポイ活と資産運用ではどっちの方が敷居が低く、ドアを開けてもらいやすいだろうかと考えました。どう考えてもポイ活です。資産運用って、何百万円というイメージがあって、多くの人にとっては遠いキーワードです。


商売で大切だな、と思うことはたくさんありますが、ほら、ここまでのぼってこいよ、ほら。と、お客さんに過度な負担を強いるのではなく、自分が降りて行って、膝をついて同じ目線で語りかけることが肝心だと自分は考えています。

それを重んじるとき、「さて、自分たちの選ぶ言葉はどっちの方が敷居が低いだろう」と想像するのです。ポイントはどっちならドアを開けやすいかです。

・フランス料理とラーメン
・外国車と軽自動車
・本当のイケメン社長と自称イケメン社長

もちろん、あえて敷居の高い言葉を用いるという演出や戦略もありです。それでお客さんを選ぶという手法を採っているところもあります。にしばたおまえは来るんじゃないという空気感を放っているところもあります。わかりましたよ行きませんよごめんなさい。

ただ、自分は商売人。神戸元町通商店街で商人をしてきた父の背を見て育ってきました。生き方は信念は変えられるわけもなく、これからも自分が降りていって、膝をついて汚して、相手の気持ちを想像して創造することを生業としていきたいと考えています。



あ、自分の話なんてどうでもいいですね。

伝えたかったのは、選ぶ言葉が相手にとって敷居の低いものになっているかどうか、ということです。直感的に言葉を選ぶと、どうしても自分たちのイメージを重視しがちでお客さんの気持ちから遠いものになりがちです。

客観的に、すこし遠くから自分と自分のお客さんとの関係性を見る。距離を想像する。ドアが開けやすい言葉を想像する。そういうのって、中小企業や零細企業、小さいお店ならではの心意気のような感じがして、自分は好きです。そんなお店や会社を全力で応援していける自分たちでありたいと考えています。

以上、イケメン社長のひとりごとでした。

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辞書だって変化する! 「敷居が高い=高級そうで入りにくい=誤用」の意味が広辞苑第七版では改められた!


敷居が低い、という言葉についてこんな記事も書いていますので参考までに。

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