画像データの解像度は高ければ高いほど綺麗に印刷できる?高解像度すぎるデータを印刷するとどうなるのか。
これまで解像度について何度か解説してきましたが、いずれも解像度が足りない場合についてのものでした。
解像度については、
『そのデータで大丈夫?印刷に使う画像データの解像度と画像サイズについて。』
『ポスターなどの大判印刷に使いたい写真の解像度が足りない。販促用やアイキャッチ用の大判印刷に使用する時の画像の解像度について。』
『紙面全体に写真やイラストを使いたいけど、必要な解像度とはどれくらい?A4、B4、A3などのチラシからA2、B2のポスターまで、必要な画像データのサイズ一覧表。』
を読んでみてください。
解像度が足りないデータで印刷するとボヤけたり粗くなったりしていましたが、高解像度すぎるデータを印刷した場合はどうなるのでしょうか。
高解像度すぎるデータの扱いには注意!
解像度が足りないとボヤけるのなら、高解像度であればあるほど細部までクッキリハッキリ印刷されるのでは?と思われるかもしれませんが、結局は印刷機の持つ解像度以上に精細になることはありません。
それどころか、あまりにも高解像度すぎるデータを使ってしまうと印刷データが非常に重くなってしまうため、データ制作時にフリーズしやすくなったり、プリントサーバでの処理時にエラーが出る可能性も出てきます。
急ぎの案件なら、データ処理に思わぬ時間を取られて、納期に間に合わなくなるかもしれません。
チラシやポストカード、ポスター等、それぞれに最適な解像度がありますので、用途に合わせて適切なサイズのデータを扱うようにするのが一番ですね。
もしもチラシに使う画像データの総容量がギガ単位になるようなことがあれば、それぞれの画像サイズを最適化して適切なデータで扱うようにしましょう。