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今更聞けない?カメラの使い方 その1:露出の設定・シャッタースピードと絞り

   

一眼レフやミラーレス、高級コンデジなどを買っても、オートモード以外使わない人が割と多いようですね。
記録写真を残していくにはオートモードは最適なのですが、自分で表現したい写真を撮るには少しだけカメラの使い方を知っておく必要があります。
せっかく買った愛用のカメラをもう少しだけ使いこなしてみませんか。

今更聞けない、カメラの使い方を数回に分けて紹介しようと思います。
細かいことを書き出すときりがないので、『最低限知っておけばどうにかなる』程度に解説していきます。
読むだけでは「何のこっちゃ」ということも、実際に使ってみるとすぐに理解できると思います。
思ったように写真が撮れると、カメラを使うのがもっと楽しくなりますよ。

写真の明るさを決定する『露出』について

カメラは撮像素子に光を当てて画像を撮影します。
撮像素子に光を当てることを『露出』といいます。
露出を調節することで、思い通りの写真を撮ることができるようになります。
露出は、『シャッタースピード』と『絞り』で設定します。

display

カメラの情報画面で、こんな感じに表示されています。

露出を自分で設定できるようになると、逆光での撮影時に真っ黒な写真にならないように撮影したり、強烈な陽射しの中での白とびを起こさないように写すことができるようになります。

シャッタースピードについて

カメラにはシャッターが付いていて、通常は閉じています。
シャッターボタンが押されるとシャッターが開き、撮像素子に光が当たります。
シャッタースピードは、シャッターが開いている時間です。
1秒、1/4秒、1/100秒……のように表します。
上の表示画面で『125』と表示されているのは、1/125秒ということになります。

シャッタースピードが速いと、露出時間は短くなります。露出時間が短いと暗い写真になります。
シャッタースピードが遅いと、露出時間は長くなります。露出時間が長いと、明るい写真になります。

01

シャッタースピード:1/60秒

02

シャッタースピード:1/25秒

絞りについて

取り込む光量を設定するのに、シャッタースピードの他に『絞り』があります。
絞りはレンズについていて、絞り値(F値)を変えると取り込む光量が変わります。
レンズについている、『F=1:2.8』のように書かれている数値が小さいほど、取り込む光量の多いレンズ(明るいレンズ)ということになります。

F値を小さく(明るく)すると、絞りが開かれて光量が増え、明るい写真になります。
逆にF値を大きく(暗く)すると、絞りが絞られて光量は減少し、暗い写真になります。

シャッタースピードと絞り値を設定することで、適正露出を決定します。

◯F値(明)→シャッタースピード(速)=適正露出
◯F値(暗)→シャッタースピード(遅)=適正露出

03

絞り値:F=1.8、シャッタースピード:1/100秒

04

絞り値:F=5.6、シャッタースピード:1/15秒

この絞り値を変更した2枚の写真を見比べると、背景のボケ方に違いが出ています。
次回はピントの合う範囲、『被写界深度』について書いていきます。

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