写真がいまいちパッとしない?構図を少しだけ意識して撮ってみよう その1
写真を撮ってみても、いまいちパッとしないなぁ…。
そんな時には、少しだけ構図を意識して撮ってみましょう。
よく聞くけど『構図』ってなに?
写真を撮っていると、よく『構図』という言葉を耳にします。
よく聞く言葉ですが、そもそも『構図』って何でしょうか?
簡単に言うと、「こういう風に被写体を配置するとキレイに見える」「こういう風にすると被写体が引き立つ」という、デザインで言うテンプレートのようなものです。
構図にはいろいろありますが、とりあえず覚えておけば良い構図を紹介します。
日の丸構図
その名の通り、画面のど真ん中に被写体を配置する構図です。
画面の中心なのでフォーカスも会いやすく、意識せず写真を撮るとだいたいこの構図になっているのではないでしょうか。
被写体をより強調することのできる構図ですが、意外と使い勝手が難しく、被写体のインパクトが弱いと、なんだかぼんやりした写真になってしまいます。
デーンとかドーンという感じで撮ると、割とうまくいきます。
3分割構図
カメラのファインダーに9分割されたグリッドが表示されているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
この9分割のグリッドが、3分割構図の目安になるものです。
お地蔵さんが左の分割線に、お地蔵さんの目が左上の分割点のあたりに配置されています。
分割線や分割点に合わせて、被写体を配置したり境界線(水平線や柵など)を持ってくることで、バランスのとれた画面構成にできます。
気球が左の分割線に、ゴンドラ部が左下の分割点のあたりに配置されています。
スマートフォンでも分割グリッドを表示できるものもありますので、このグリッドを活用して3分割構図で撮ってるとよくわかるかと思います。
シンメトリー構図
左右対象に被写体を配置する構図です。
カチっとした印象の写真になります。
左右対象なので、自然のものよりは人工物が被写体になることがほとんどかと思います。
ほんの少しズレたり傾いたりしてしまうと途端にグダグダになってしまうので、正確に中心をとらえるのは意外と大変かもしれません。
キレイに撮れた時は、とても気持ちいいものがあります。
カチッとかピシッという気持ちで撮ってみましょう。
他にもいろいろな構図がありますが、最初はこのあたりを意識すると良いかと思います。
今までに撮った写真の中で「これいいな」と思うものは、だいたい構図に当てはまっているものが多いので、写真を見返す時にも注意して見ていくと楽しさもアップするのではないでしょうか。