紙の厚さの単位はkg。なんで厚さなのに重さの単位?
印刷物で必ず出てくるのが紙の厚み。
厚さなのでmmなどの長さの単位で表されると思われますが、紙の厚さはkgで表します。
なぜ厚さなのに重さの単位で表すかと言えば、紙は全紙1000枚の重さで表すからです。
昔から印刷会社が製紙メーカーから紙を買うときは何千何万枚と購入しているので、1000枚を1ブロックの単位でまとめて数えないと効率が悪いので、重さで量って取引してきました。
当然ながら、同じ大きさの紙なら、厚みがある方が重くなります。
このような理由で、紙の厚さの単位はkgで表されるのです。
紙の厚さの目安
単位が重さなのはわかっていても、実際の厚さまではなかなかイメージしにくいかと思います。
どの紙がどれくらいの厚さなのか、よく見るチラシなどを例にとって見てみましょう。
新聞の折り込みチラシ
家電量販店やスーパーなどの折り込みチラシには、53kgや58kgなどの薄手のがよく使われています。
コピー用紙やノートの中身
普段から目にするこれらの紙は、70kg前後のものが使われています。
ポスティング用のチラシ
宅配ピザなどのポスティングされたチラシは、90kgのものがよく使われています。
標準的な厚さになります。
フライヤー、パンフレットなど
少ししっかりした印象になる、コート紙 110kgや135kgがよく使われています。
ポストカード、名刺、ノートの表紙など
しっかりした厚みの、180kgや220kgのものが使われています。
口頭で紙の厚さの希望を伝えたり、kgで言われてもよくわからない時は、参考にしてみてください。